この桐箪笥は昭和10年代に府中のある木工所で制作されたものでした。
ご依頼者はこの箪笥を嫁入りとして持って来られた方のご長女さんです。
ご長女といってもすでに70歳を越え、母の形見として保管してきた箪笥を
この先いつまでも保管する事が出来なく、世代が変われば処分されるという不安から
この方の妹さんのところへと移されることになったそうです。
それと同時に動かない引出や、がたついた扉の修復を含めて全面リフォームしました。
長い間倉庫の片隅にあった使われない箪笥が、70年以上経った今現役バリバリの桐箪笥に復活です!